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医療従事者向け 8月コラム「思い入れのある患者さん」

2024.08.27

  • コラム

海老名総合病院 
栄養科 中川 真希

 「食べたい」。

1年目の夏、初めて担当した患者さんでした。

その患者さんは、胃全摘術の6ヶ月後に食事摂取不良、体重減少を主訴に入院し、通過障害と診断されました。

79歳と高齢の患者さんであり、昼食時になると、毎日旦那さんが面会していました。流動食で摂取状況を評価することにしましたが、嘔吐してしまい、液体でも経口摂取は難しいような状況でした。しかし、飲み物だけではなく、ごはんなど食事がしたいという強い希望があり、ミキサー食を提供して、毎日食べているところを見に行きました。口に入れる分だけ、食事と同じ色、量を毎食吐き続けていました。旦那さんも吐き続ける患者さんを見守っていました。頻回に嘔吐するのは辛そうでしたが、それ以上に食べたいという気持ちが強く、旦那さんの寄り添っている姿も当時の私にとって印象的でした。

食事は栄養を摂るためだけではなく、口に入れて食感や味を楽しむことにも大きな意味があると実感しました。

続きは医療従事者向けページからご覧ください。

 

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