2024.11.21
コラム
医療従事者向け 11月コラム「嚥下ってどう診てる?嚥下評価フローチャートの導入」
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Information / Column
2023.07.16
東京医科大学病院 栄養管理科
管理栄養士
(写真右)山下 雄一郎
(写真左)吉田 咲菜
◆山下の場合
新規入院患者さんに対してのアレルギー聞取り等は必須ですが、臨床現場の管理栄養士に必要なのは、病態についての理解を深めていくことにあると思います。
ぼくは病棟常駐して1年経過しましたが、まだまだ未熟だと感じることばかりです。
カルテを閲覧していくと、英字・略称・術式等、わからない用語で溢れているため、毎回参考書やネットを用いて調べ、業務時間外に図➀・➁のようにある程度予習・復習して臨みます。しかし、それでも完璧に理解することは難しいので、その都度上司・先輩に相談して理解を深めています。
また、その他にも多職種からの情報収集や、講演会にて輸液・経腸栄養剤など、より栄養の専門的な知識を学び、普段の業務に活用していくことや、先輩とのミーティングを繰り返していくことで、答えられる質問の数も増えてきます。その度に自身の成長を実感し、より高度な栄養サポートを実践できると思います。
◆吉田の場合
勉強して知識を集めても実際にやってみるとこれで本当に合っていたのか?と不安に思う事があります。そんなとき先輩に教えて頂いた学習方法が「症例発表」でした。当科では毎月症例検討会があり私も症例発表を経験しました。
スライド作成に当たり、病態や症例の課題点に対してモニタリング項目を改めて確認しました。カルテを遡って必要な情報をエクセルに写し、検査所見や投与栄養量は表やグラフを用い、以下の流れに沿って必要な情報に絞ってまとめました。
①入院経緯(年齢、性別、主訴、既往歴、現病歴)
②診断・治療内容
③栄養サポート(アセスメント、計画、投与栄養量、栄養ルート)
④考察(良かった点、反省点、今後の目標)
症例をまとめることで患者・病態のストーリーが再確認でき、アウトプットにより理解を深める事ができます。また発表後に先輩方から質問をいただく事で、不足知識を発見でき、視野が広がります。考察をしっかり行う事で、ただ体験を積むのではなく、同じ症例が次に来た時にどうしたら良いかが考えられ、確実な経験値になります。
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Product
とろみ調整食品
飲み込みに不安のある方へ。食品の風味を損なわずおいしく召し上がっていただけます。 時間・温度に関わらず安定的な使いやすいとろみ調整食品です。
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食材をミキサーにかけてプリン状やムース状の召し上がりやすい形態に。主食部分については粉末をお湯で溶かすだけでできる簡便な製品もあります。
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食材を柔らかくするだけでも召し上がれる幅がひろがります。献立に使用する肉や魚、野菜を漬け込んで食材を柔らかく。
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たんぱくやエネルギー、食物繊維、ビタミン、ミネラル等、不足が気になる栄養素を喫食量を上げず底上げできます。
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