東京医科大学病院　栄養管理科
丸山佳純

　担当病棟をもったばかりの頃は、他職種へ声をかけるタイミングがつかめなかったり、カンファレンスで何を発言すればいいのか分からなかったりとうまく立ち回ることができませんでした。まずは同じ病棟で働くスタッフ全員の顔と名前を覚えることから始め、日々患者さんについてのディスカッションを重ねる内に、食事以外にも様々な相談が管理栄養士へ寄せられるようになり、自身からの提案数も増加し、少しずつ管理栄養士として病棟に貢献できる事が増えていったように感じます。

　私の担当病棟では、婦人科がんに対し手術や抗がん剤治療、放射線治療を行う患者さんが多くいらっしゃいます。婦人科がんは女性としてのアイデンティティを脅かす病気であり、そのような病気と向き合う患者さんには細やかな心遣いやサポートが求められるため、他職種との情報交換・情報共有が欠かせません。

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