東京医科大学病院 栄養管理科　
市川　顕子

令和4年度の診療報酬改定で、特定機能病院を対象とした入院栄養管理体制加算（以下、体制加算）が新設され、当院では2022年4月に給食業務を全面委託化し、同年7月より体制加算を算定しています。

私たち管理栄養士としては、非常に意義のある加算ですが、栄養サポートチーム加算との併算定はできないことが算定要件に明記されており、NSTの栄養サポート体制は新たな局面を迎えました。

当院のNSTは現在週1回、カンファレンスと回診を行っており、NSTの介入件数は、週に5症例前後と体制加算算定前と比較し減少傾向にあります。 『管理栄養士が病棟常駐しているなかで、NSTは必要なのか？』そんな議論も度々交わされてきました。

タスク・シフト/シェア推進の観点からも医師の包括的な指示のもとに、病棟常駐している管理栄養士が適切な栄養管理を遂行していくことは責務であると考えます。 しかし…

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