東京医科大学病院　栄養管理科　
吉田 亜香里

当院栄養科では、２種類の勉強会を月１回定期的に開催しています。まず１つ目が、所属長が行う勉強会で、生化学や解剖学、各病態別の栄養管理などを学びます。もう一つは、症例検討会で、各病棟の管理栄養士が経験した症例を発表していきます。

所属長の勉強会では、基礎となる解剖学や生化学、実践的なレントゲンやCTなどの画像の見方などを学び、実際の栄養管理に繋げていきました。例えば、心不全の患者の水分量を設定する際に、勉強会前は、医師に必要水分量を聞くことがほとんどでしたが、勉強会で学んだ血液生化学検査値やフィジカルアセスメントに加え、胸部レントゲンやCTの見方を参考にしながら、必要水分量をアセスメントし、医師とディスカッションができるようになりました。ただ、勉強会を受けてすぐできるようになったわけでなく、学んだことを症例で実践し、多くの経験を積むことで、知識を身につけていきました。 症例検討会では、

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