2026.07.06
7月コラム「憧れの聴診器」
高齢者にやさしい食事・生活を。
ファインの介護・医療食品のオフィシャルサイト
Medical and nursing care workers
2026.06.08
海老名総合病院 栄養科 小野裕理子
給食現場では、かつてない試練に直面しています。ニュースでも報じられる深刻な「人材不足」、そして容赦なく続く「食料費の高騰」です。限られた予算と人員の中で、患者さんの健康を守る栄養価を維持し、なおかつ温かく美味しい食事を毎日3食、遅れずに提供し続けることは、想像以上の困難を伴います。
世界における食料事情に目を向けますと、いつか食料が足りなくなる可能性があります。1798年、人口論を執筆したマルサスは「人間はかけ算的に増えるが、食料は足し算的にしか増えない」と唱えていました。それでは足元を見てみると・・・。お食事を提供している方の中には、病院食は「まずい」と仰り当たり前のように残される方がいらっしゃいます。また、急性期病院ゆえに食事の欠食、退院によるフードロスも毎食のように生じています。
入院施設として成り立つためには、給食は無くてはなりません。この医療を10年後、20年後も継続していけるよう、食を預かる者として足元で何ができるか、模索する毎日です。